大会長ごあいさつ

 この度、2023年7月1日(土)、2日(日)に愛知学院大学名城公園キャンパスにて開催する日本歯科保健医療国際協力学会・第33回学術集会を担当させて頂くことになりました。大役を拝命し大変光栄に存じますとともに、重責に身が引き締まる思いがしております。皆様のご指導を賜りながら、医局員ともども全力を挙げて取り組んでいく所存です。何かと至らぬ点があるかと思いますが、 ご理解とご協力を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。
 さて、今回の学術集会のテーマは、「歯科保健・国際協力の次世代への継承」とさせて頂きました。新型コロナウィルス感染拡大の影響で海外へ出向いて行う医療援助が出来ず、国際協力に関わる機会が少なくなっており、若い世代の国際協力に対する興味が薄れていくことが懸念されます。今後、ポスト(ウィズ)コロナに向け、次世代を担う方々に、国際協力の意義や喜びを伝えることで、これまで諸先輩が行ってきた活動を継承し、さらに発展させて頂きたいと考えています。また、海外からの留学生の受け入れ体制の促進についても皆様で討議させて頂ければと存じます。そこで今回は海外からの留学生にも発表して頂き、留学生、大学生、専門学校生、高校生以下の方が無料で参加できるように致しました。
 特別講演と致しましては河村たかし名古屋市長に医療福祉に関する名古屋市の取り組み等につきご講演頂く予定です。また教育講演としましてベトナム、ミャンマーより講師をお招きし、各国の歯科医療事情と援助に期待すること等につきご講演頂く予定です。
 新型コロナウィルス感染拡大防止の観点から、ハイブリッド形式での開催を計画しておりますが、同時に、新型コロナウィルスの5類への移行を見据えて、できるだけ対面で意見交換ができるよう準備をして参りました。会場周囲には名古屋城や名古屋市役所、名古屋名物のレストランのある「金しゃち横丁」があり、会場からは名古屋城と名古屋駅のビル群が同時に見られるロケーションです。なるべく多くの方々に会場に直接足をお運び頂き、対面で闊達な討議をして頂けましたら幸いに存じます。
 多くの演題をご登録いただくとともに一人でも多くの方にご参加いただき、本学術集会が、実りある有意義な会となり、学会のさらなる発展の機会になるよう皆様のご協力をお願い申し上げます。

第33回 日本歯科保健医療国際協力学会 総会・学術集会
大会長 新美照幸
(愛知学院大学 歯学部 口腔先天異常学研究室)

第33回日本歯科保健医療国際協力学会
総会・学術集会 大会長
新美 照幸